中学時代の恩師の元へ。15年後の自分に思いを馳せる

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わたしの日々

今日は月に一度の実家DAY。
帰省の足を利用して、隣の市に住む恩師の元へ行ってきました。

中学三年生の担任は美術の先生でした。
生徒を上から見下ろすことなく、無碍(むげ)にすることもなく、一緒に悩み、一緒に笑い、ときには怒号を飛ばし、一緒に泣く。

わたしたちと同じ目線で中三という大事な時期を歩んでくれた先生の、ギャラリー兼お宅に久々に訪問してきました。

中学三年生はアオハルな1年間だった!

3年3組、クラスは45人(実家に卒アルあった!から数えた!笑)。

不良の部類の男子もいれば、超まじめな男子もいる。
モテ女子もいれば、大人しい女子、優等生まで様々。

いろんなタイプが混在していたけれど、合唱発表会、運動会、とクラス一丸となって乗り越え、まるで金八先生のような1年間だった。

わたしは学級代表をつとめ、合唱発表会の指揮者もつとめ、そういえば運動会の応援団長もしたわ。

出しゃばりなわけでもないし、目立った輝きグループでもないけれど、不良系とも大人し系ともまんべんなく交流できるオールマイティ女子だったからかも。

中学時代から今のわたしの本流は築かれていたんだなと、今日振り返って改めて理解しました。

ひとりも好きだし、ものすごく社交的なわけでも人気者なわけでもないけど、いろんな人と交流することができたのはその頃からかもしれない。

自称あすなろ会

卒業後はそれぞれの進路に分かれましたが、成人してから何人かと再会。

22歳から再結成されたその集まりは自称『あすなろ会』。
キムタクのドラマね!懐かしの『あすなろ白書』。って年代がわかるわ(笑)

飲み会はもちろん、ドライブやスキー、BBQなど、まぁ~、よく集まった!

もちろん、先生の家にも押しかけて(笑)

男女混合のメンバー構成ながら、その中で恋愛が生まれることもなく(笑)それぞれの彼女彼氏も入り混じる仲間。
結婚後も、それぞれのお嫁さんや旦那さん、こどもまでメンバー構成となる仲でした。

先生の個展にもみんなでお邪魔したり。

友人男子なんて、次女ちゃんまでK先生が担任だったというから、縁が強い。
わたしたちが卒業した中学校でないというのに。

年齢を超えた関係

15の少年少女から見て20代30代の先生はもちろん大の大人ですが、同じ目線でいろんな出来事を乗り越えて喜怒哀楽を共に過ごした同士のような人。

卒業してからのほうが、先生との距離は近くなり、強くなりました。

それはきっと、わたしたちが大人になっていったから。

先生との年齢差は永遠にかわらないけれど、わたしたちも組織人となり、社会の波にもまれ、伴侶を得て親となり、より一層、尊敬の念と友愛の感情が深くなっています。

子育ての先輩であり、人生の先輩であり、同時に友人であると思える人。

15年後のわたしってどんなだろう?

先生は63歳になっていました。この春に教師という職を辞し、自分の夢に向かって、すでに新しい道を敷設し始めています。

公務員として美術の先生を40年間続けながら、子育てをしながら、大学の論文を15年書き続け、自身の個展も定期的に開き、60歳にして弓道を始め、健康を害した経験から筋トレで体を鍛え、最近将棋まで始めたというから驚きでしかない。

どこにそんなパワーがあるの!?

そして、15年後の自分に思いを馳せずにはいられませんでした。

15年後、先生の年齢になったわたしはどんな毎日を送っているだろう?

2022年、9年半ぶりの再会!

15年後はムスコも23歳。成人して、ようやく自分の人生。
(いや、いまもじゅうぶん自分の人生だけど)

しんどいことも経験しながら、それでも自分に噓はつかず、夢を持って、腐らず、焦らず、ひるまず、人と交流して、きっとリアルな毎日を送っていると思う。

そうありたい。

子が10歳のころには旦那さんの死も経験し、ひとりっ子の息子さんは不登校も経験し、そんなしんどかった自分の経験も、教え子だったわたしに話してくれるその人間性。
(さすがに誰にでも話すわけではないと思います。わたしはいろんな話ができる関係性を築いているとは思う)

中1の担任だった最後の年度は怒涛の1年間だったようです。
わたしたちの時代と違い、スマホやネット、画面上の文字を追う情報過多の時代。

よく頑張ったね。お疲れ様。素直にそう思いました。

先生のこれからが、楽しみ。心から、応援しています。

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この記事を書いた人

晩婚、晩産、関西人、転勤族、3人暮らし、アラフィフ。
小学生男児の子育て中。

子育てのスタートと共に、おひるねアートやライフオーガナイザー、アロマテラピーなど複数のわらじをはく。

年齢を重ねるごとにより自由になっていることを実感。
子育てが始まっても子がいなくても、更年期が始まっても終わっても、40代50代60代と変化する女性としての生き方を楽しみたい。

2021.12 Matsuyama→Kyoto
2023.3 Kyoto→Osaka

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