今月から、ひとつ受講している講座があります。講座といってもオンライン。
出された課題を1週間で練り自分の回答を提出するというもので、受講前は「週イチか」と甘く見ていたのですが、なかなかの課題量(;´Д`)
第1週目はGWと重なっているのもあり、ひとり時間が少なくヒーヒー言うてます。。。
与えられた学び
独身の頃に勤めていた企業では、企業研修なるものがありました。上層部が外部講師を呼び、部下たちがその教えを聞く・・・退屈な時間。笑
上司は部下に「こうあってほしい」「こんな教えを彼らにも共有したい」と意気揚々とその場面を設けますが、部下たちはそんなこと望んでも頼んでもいません。
から、温度差が生まれる。生まれないことなんてない。
もちろん、そんな機会を感謝して知識な学びを得る部下もなかにはいるでしょう。でもたいていは「だるー」「めんどくせー」てなもんですよね。わたしもそんなひとりでした。
「自分を紐解く、自分を知る」たしかエコグラムというものを繰り返し学ぶ機会がありました。
その講師は、短いタイトスカートを履きこなす背の高い女性。
支社会議後の飲み会で上司との距離感が近く、みんな裏で「エログラム」と呼んでいたことを思い出しました…
与えられた学びは、そんなもんです、たいてい不平不満が渦巻き、不発に終わる。
現にエログラムとしか覚えておらず、わたしの深層心理や自分がどんな人格だったと分析されたのかはまったく覚えていません(;´Д`)
自分でお金を出して得る学び
それが一変したのは結婚してから。組織に属することから離れて自由になってから。
自由というのが適切かはわかりませんが、組織に属することを一旦終えた39歳。転勤族のオットと結婚し、出産し、愛媛県の松山市という縁もゆかりもない地方都市で子育てに入ったわたしは、ある意味自由になりました。
地元じゃない。
友達どころか知り合いがいない。
頼れる家族もいない。
何も知らない。
ナイナイ尽くし。笑
最初の学びはおひるねアート
こどもの成長を見守るのは日々楽しく幸せではありましたが、「この子を預ける先ないやん!」と漠然と社会復帰に不安を覚え…。
そんなときにたどり着いた“子連れで働く”という選択肢、ムスコが7ヶ月のときに日本おひるねアート協会の門をたたき、おひるねアート講師になりました。
7ヶ月で突如飛行機デビューしたムスコ氏。
母子で緊張しながら2度来阪し、2ヶ月で計4日間の講座を受けたのはとても懐かしい思い出。
一緒に学んだ同期とも連絡の頻度こそ激減していますが、心の絆はとても固いメンバー。
おひるねアート活動を辞めて1年半になりますが、7年の月日で得たお客様との時間もかけがえのないものばかり。
十数万かけて(いや、必要機材や旅費を考えればもっとです)学んだ意味は大きすぎるほどにありました。
ライフオーガナイズ、一生使える技術を学ぶ
その後、ライフオーガナイズに出会ったときもビビっときたわたしは即学びの場に行きます。
一般的講座を受けることから始めましたが、半年後に2級、その2年後に1級を受講し、合格。片づけの仕事もするようになりました。
仕事として収入がないとしても、ライフオーガナイズの学びはわたしの日々に大きな影響を与えています。
片づけは一生続く。
出産、就学、単身赴任、介護、死別、独立、引っ越し…
家族が増えたり減ったりしながら、続いていく暮らし。見直しは常に必要です。
一生使える技術を手に入れたわけですから、十数万円の投資は大きく利を得たといえます。
子育てと学びの両立は簡単ではない
その後はアロマテラピーにも出会い、資格を得るまでに。
そんな過去を話すと、まるでいとも簡単に学んだかのように聞こえますが、決してそうではありません。
子育てをしながら学びの場に出向くことは気合いが要ります。
子が小さければお迎えの時間にも間に合わなければなりませんし、オットの協力は不可欠。
家事育児をしながら課題に取り組むとなると、時間のやりくりは相当必要。
おひるねアートもライフオーガナイズも課題に苦しみましたし、ライフオーガナイズやアロマテラピーは試験があったので“試験勉強”は山ほどありました。
アロマテラピーを学んでいた頃は3足のわらじ(おひるねアート、片づけ、設計事務所)を履きながらだったので、時間もかなり限られていました。
こんな単語帳をつくって、自転車に乗りながらブツクサ唱えて覚えていたなー。
家事の時短、片づけの習慣、ライフオーガナイズを先に学んでいたことはその後の学びに十分な効果があったといえます。
お母さんだって勉強する
お母さんになったらみんな、自分のことは後回し。趣味を持たない人も多いし、学びの場に出向く人も少ない。
子育ては大事、家族も大事。でも自分のことだって同じくらい大事!
母親が何かに向かって勉強している姿をこどもも誇らしく思うのではないでしょうか。
アロマの勉強なんて、わたしはムスコを巻き込んでいました。母のブツクサで子も覚えるのでしょうね。笑
子「うんてんのときにつかったらアカンのってなんやったっけ?」
母「マジョラムな!」
子「おふろで体あっためるのってなんやったっけ?」
母「それもマジョラムあるな!魔女がやってきて体熱くなる~眠くなる~てな!」
なんて会話をしながらは覚えやすく、香りを覚えるために毎日違う精油でアロマバスに入り、ムスコと香りを楽しんでいました。
(いまは残念ながら、アロマバスは好んでくれません…涙)
大人だって勉強する。
日常生活のなかでお母さんが勉強する姿を見るのは、こどもにとってもいい影響だと思います。
いまもわたしが課題や仕事に取り組む前で(PC作業になりますが)、ムスコは漢字や算数ドリルをします。
宿題時間はいつもダイニングテーブルで向き合っているかも。
「勉強するのはこどもだけじゃない、大人になっても勉強するんだ」
そんな風に8歳のムスコが感じているとは思えませんが、彼が中学高校大学社会人と成長していくなかで「そういえばお母さんって勉強してたな」と振り返ることはある。
母親の勉強する姿、これも立派な情操教育。
家事や仕事の合間でまた必死になって課題を考えるのは頭から蒸気が出ますが、自らの財布からお金を出して学ぶことの意味は大きい。
自分の興味を深め、知識を深めることは楽しいですね。
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