フランス政府認定アミーアロマ協会のアドバイザー資格を持ち、アロマテラピーを人に伝える仕事をしているわたしですが、京都での活動はスローもスロー。お客様とも離れたし、会場がなかなか…(←言い訳)
だけど、自分の暮らしには欠かせないアロマテラピー。
この週末は今年初のキャンプに。キャンプは楽しい反面、寝床の不安定さや設営に撤収、帰宅後の片づけやグッズメンテナンスなどで、体は毎度バッキバキ!
前晩はお酒を飲んでもいないのに、昨日は朝から頭痛が…(;´Д`)
そんな朝はすぐにラベンダー油でこめかみと首根っこのマッサージ。午前中は片づけやPC作業をしましたが、気づいたら退いていました。
今日は、頭痛肩凝りの日の対処方法。
ラベンダー精油
頭痛を感じる日は、やっぱりラベンダー精油に手を伸ばします。
精油は芳香植物から抽出された天然の化学物質。1滴にそのパワーが凝縮されているので、原液を直接肌につけてはいけません。が、ラベンダーは例外。
こめかみに塗布
ラベンダー油を1滴2滴垂らした両ひと差し指でこめかみをゆっくりじっくり円を描きながら押さえます。鼻腔も近いので香りも漂い、落ち着きます。
肩凝りも併発していることがほとんどなので、後ろ首の付け根も同様。手のひらで頭を抱えるように包み、首根っこは両親指でググッと。
凝っている肩もググっと。
温湿布
それでも去らない場合は、温湿布。
洗面器にはったお湯に1滴ラベンダー油を垂らし、その湯で濡らしたタオルを首から肩にかけて覆います。タオルの温もりはすぐに蒸発してしまうので、上からバスタオルなどを羽織ると冷めにくいです。
首肩がじわーっと温まり、ラベンダーの香りも届いてリラックスできます。
アロマバス
アロマバスもオススメです。湯舟にラベンダー油を最大3滴まで垂らし、よく混ぜます。
精油はお湯や水には溶けないので、岩塩など塩に精油を混ぜてから浴槽に加えるのがよりオススメ。
(わたしは面倒くさがりなので、精油をそのまま垂らしてしまいます^^;)
ラベンダーの香りが蒸気と共に浴室全体に立ち込めてしっかり脳にも届きますし、お湯につかり体を温めることのダブル効果でリラックスできます。
夕方まで頭痛が引かなかい日でも(前日のお酒が残るようになりました…たった2缶でも…)、アロマバスできれいさっぱり去り、夜はスッキリ!
ペパーミント精油
ペパーミント精油も頭痛の日は活躍します。
タオルに垂らして芳香
タオルにペパーミント油を1滴垂らし、そのタオルで頭を覆って机に突っ伏します。顔をタオルで包むことでペパーミントの香りが心地よく鼻から脳に届き、深い呼吸でリラックスできます。
マッサージ
ペパーミントは原液を直接塗布するのはNG。
なので、ホホバオイルやアーモンドオイルなどのキャリアオイルに1%濃度で希釈した(精油1滴0.05mlに対し5mlのオイルで1%)マッサージオイルを使って、首元や肩周辺をやさしくマッサージします。
頭痛にいい精油ベスト1はどれ?
頭痛の日に使える精油
頭痛の日に使える精油はほかにもたくさんあります。
ラベンダーは人気のあるポピュラーな精油ですが、人によっては好みがわかれます。ラベンダー好きのわたしでも、日によってラベンダーの気分でないこともあります。
甘い香りより清涼感を求めたい日もあります。
人によって、日によって、欲する香りや拒む香りが異なるということ。
イランイランなんかはそのエキゾチックな香りから好き嫌いの分かれる精油ですが、「昔は嫌いだったのに今はイランイランが呼んでいる…!」なんてお客さんの声もたくさん聞いてきました(^^)
「けっきょく、頭痛に一番いい精油はどれですか?」という質問には、こういう理由で「これが一番です!」はないんですよね。
精油の使い方
使い方にもいろいろあります。
頭痛だから頭にフォーカスしがちですが、風邪や冷えが原因の場合はフットバスやハンドバスでも体温が上昇して落ち着いてきます。
肩凝りが原因の場合は温湿布も効果的ですし、ストレスが原因の場合は室内芳香をしながらゆっくり休むことも大切。
まとめ
その香りを求める理由は、理性ではなく本能。
嗅覚は生命をつかさどる重要な機能です。
頭痛にいいのは●●という知識は助けにはなりますが、そのとき自分が欲する香りを選ぶのが一番。
自分が本能的に欲している精油はどれか、香りがちゃんと導いてくれます。
とはいえ、ラベンダーやペパーミントはほかにも使い方がたくさんあるので、ぜひ持っておきたい1本。
過去は頭痛薬をよく飲んでいたわたしですが、アロマテラピーを学んでからのこの2年、常備している市販の鎮痛薬(わが家はEVE)の出番が全くない…!
頭痛も体からのメッセージ。
即効性を求めるよりも、自然療法でできる体に優しいアプローチも知っておくのは安心です。
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