以前、リノベーションに向けてリノベノートを作った話をしました。
電子書籍より実書籍、アプリより手帳、アナログ派のわたしには、ページを手でめくって、メモして、情報を見比べて…というリアルな検討が性格に合うので、このノートは自分らしいアイデア。
パソコンを開く必要なし、スマホの小さな画面でなし、リノベノートはすぐ手に届く場所にポイと置いている感じです。
ですが、リノベーションに向けて決めるべき考えるべきことは山ほどある!アナログでは限界もある。そこで、別のツールも使い始めました。それは、CADソフト。福井コンピュータのアーキトレンドです。
間取りや片づけは得意分野だけど、2次元では想像に限界がある
設計図面には必須のCADソフト。建築CADソフトメーカーに15年勤め(その前の2年もCADに携わる仕事をしていました)、二級建築士の資格をとり、設計事務所で確認申請等の図面に関わる職もしてきました。
そしてライフオーガナイザーとして片づけの仕事もしていました(過去形…京都では活動ができていない!)。ESSE onlineのライターは今も進行形です(ESSE onlineの記事はこちら)。
図面を読むことも、動線を考えることも、その空間にどれだけのものを収納できる想像することも、どれも得意分野。
だけど、だけど。
貼り絵形式にしたって、2次元情報だけではやっぱり限界がある~!
やっぱり3次元で考えたい!
サンゲツのショールームに家族で出かけたのは9月下旬。壁紙を選ぶことにワクワクしたし、気になるサンプルをいくつも取り寄せたけれども、たった20‐30cm四方の壁紙1枚では、その空間を装った想像をするには乏しい。
ムスコは、岩石のクロスに興味津々。えー!?イ、イシ??!と思ったけれど、アニメ『Dr.STONE』が大好きな彼、それはそれで面白い選択。カタログを見るとこれが案外、おかしくもなくて。
\アクセントクロスを決めるにはCADがあったらえぇよな!/
と、オットに話したところ。オット、同僚の建築営業マンにカクカクシカジカとつぶやき、インストールDVDを持ち帰りました(笑)
オットは畑違いなので建築分野ではありませんが、社内結婚。ということは…そう、そうなんです、職権乱用を思いついた夫婦。持ち帰ったのは、ドラマ『魔法のリノベ』で採用されていた福井コンピュータのアーキトレンドです。
わたしのPC環境でどこまでパースを動かせるのか不明でしたが(ゲームやCADを使う前提でPCを買ってない)、ひとまずその晩、即インストール。そして翌日、ササっと平面図を入力。たった30分でマンションの1室がざっくり完成するのは建築専用CADのすごさ。
(と、わたしの腕です。自己研鑽してスイマセン(笑)いや、ほんとに技術は必要です!)
アーキトレンドでリノベーション計画を始めました
ということで、新しく取り入れたCADでもリノベーション計画を始めました。
とはいえ、完璧な静止画パースがほしいわけではありません。2次元のノートでは想像しきれない、壁紙や高さ、目線や空間の広がりなど3次元的な確認がしたい!
家具の配置計画に最強
家具の配置計画に高さという情報が加わって3Ⅾになるだけで想像はパッと広がります。
LDKはその形状や照明器具の場所から(さすがに照明の位置までは変えません)、ほぼ家具の配置は決まってきますが、室内窓を設けたかったので、その場所や窓の大きさの確認。
LD隣の洋室(和室から洋室に変更)はわたしの部屋となる予定ですが、小学生のムスコがまだひとり部屋を必要としない可能性が高い。
- 学習スペース×母ワークスペースを共用
- 母子のクローゼット部屋
- 室内干しスペース
という複数の要素が必要になります。その家具配置の可能性は幅広く、いくつものパターンを想像できるのですが、その配置によってコンセント計画が変わります。
- 今あるコンセントのままでOK
- コンセントの移設
- コンセントの新設
和室だからか、元々のコンセント数が他居室よりも1箇所少なかったのでかなり悩みました。散々悩んで、2口の通常コンセントを新設してもらうことにしました。
本棚やMUJIのスタッキングボックスのサイズ感を配置。食器棚として使っているユニットシェルフ変形組み合わせして、母子のワークスペースにしようかと検討中です。
アクセントクロスの検討に強い味方!
そんなリビング隣の洋室。天井の色や照明の反射が変ですが、アクセントクロスをどうしようか?こんな感じで比較できます。
最初は扉無しのクローゼット内に貼ろうと思っていました。でも、よく考えたらそこには洋服やモノがたくさん収納されるわけで…アクセントクロスの意味がないかも?と思い始め、壁面に模様壁紙を貼ってみました。
北欧系、エレガント系がカワイイ!と最初目についたサンゲツのクロスですが、いろいろ考えるとすぐに飽きそう…やっぱり無地かな?と思っています。
メーカーの壁紙も登録できる
というように、アーキトレンドのすごいところは、メーカー部材を使えるところ。キッチンやトイレなどの設備機器、外壁や屋根に内壁などの建材もメーカーものを使ってパースを確認できます。
でも残念なことに、有料コンテンツ!
な・の・で・す・が。
壁紙くらいなら、チャチャっと登録できちゃうんですー!
ArchiMasterいうソフトで画像を登録することで、メーカーの壁紙や床材でイメージを確認することができます。
リビングのTV背面をアクセントクロスにしようと思っていますが、やっぱり単色よな…と、グレーかブルーで迷い中。配管隠しの下がり天井があり、そこに白いクロスにするか、木目を貼るかでも迷い中。
いまの時代、デジタルカタログという便利なものがあります。サンゲツさんやシンコールさんのサイトでも、画像を簡単にダウンロードできるようになっています。ありがとうございます!
壁紙のイメージを確認できるって最高。でもこれを工務店や設計士さんにイチイチ頼むことはできないですよね…(;´Д`)
施主側はただ「どんなかなー?」と想像したいだけだし、工務店側はそんな妄想に応える時間はない。
かといって、個人がCADを使う技術は持ち合わせないし、ましてや高額なCADソフトをわざわざ持つこともないので、わたしリノベ計画はかなりレアケースです。悪しからず。
室内干しはどんな感じになる?
そして、わたしにとってかなり重要な室内干しの検討。
何よりも家具の配置と大きく関わる。ワークスペースに干渉して洗濯物が邪魔!なんてことを避けるためにも、家具配置と連動して検討が必要です。
アイアンバーをL字に取り付けたとしたら?グレーだったら?黒だったら?
(バーの影が出すぎて不自然だけど、検討箇所じゃないからツキツメナイ!笑)
やっぱりパースは最強
こんな感じで、アーキトレンドをめちゃくちゃ活用しています。
やっぱりパースは最強ですね。イメージを強力にサポートしてくれます。CADじゃなくても手描きイメージでもOK(とはいえ、壁紙などのシミュレーションは難しいですね…)。
わが家は夫婦共にCADメーカーにいる(いた)というレアケースで参考にならないかもですが、3Ⅾの検討はやっぱり強いと改めて感じました。いままで通ってきた働き道を自身のマイホーム計画に存分に生かしております。
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